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『三人姉妹monologue』公演延期のお知らせ

この度、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府および地方自治体の方針を踏まえ、5月に上演を予定しておりましたサラダボール公演『三人姉妹monologue』愛媛公演・香川公演を延期することと決定いたしました。
公演を楽しみにお待ちいただいていたお客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

延期後の開催日程につきましては、今年度内の上演を目標とし、今後の社会状況を見ながら慎重に検討していきます。日程が確定次第、サラダボールWebサイト、SNS等でお知らせいたします。


【西村和宏よりメッセージ】
 準備を進めてきたサラダボール公演『三人姉妹monologue』ですが、5月の公演は断念し、年度内の上演を目指すことにしました。
 こんな時期だからこそ、演劇を必要としている人々のために、表現者としての自分たちのために上演をしたいと考えてきましたが、関係者の命、その家族の命、観客の皆さまの命、何より、世界中に暮らす人々の命を守るためには断念せざるを得ませんでした。
 連日、世界中で舞台芸術の公演が中止されています。そのニュースを聞くたびにそれに関わる人々の絶望を想像し、暗い気持ちになります。しかし、演劇は2500年以上にわたって、世界中のあちこちでどんな悲惨な状況に陥っても、途絶えることなく上演され続けてきました。この苦難も、演劇は、人類は、乗り越えてくれるでしょう。その苦難を乗り越えた時に、演劇を観客の皆さんにちゃんと届けるために、私たちは家にこもり、孤独に耐えながらも、模索し、思考し、工夫し続けたいと思います。
「でもまだ当分は、こうして生きて行かなければ・・・」
 チェーホフの言葉を四国の皆様に届けられる日が来ることをわたしは信じています。