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西村和宏演出・高橋なつみ出演

四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)20回記念公演
『義経記 REMASTER』
監修・補綴:木ノ下裕一  演出:西村和宏  振付:阪本麻郁

*内子座公演は愛媛県での新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑み、やむなく中止することになりました。代わりに同日程で四国学院大学ノトススタジオで上演いたします。
http://www.notos-studio.com/contents/blog/news/1780.html

*上演時間は2時間20程度(途中休憩を含む)を予定しています。

◆義経記とは

源義経とその主従を中心に書いた作者不詳、全八巻の軍記物語です。鎌倉時代に成立した『平家物語』に基づいた上で生い立ちと没落の書き加えられた、義経が描かれています。同情や哀惜によって描かれた、室町時代に成立した物語です。

本作『義経記 REMASTER』では、都落ちする失意の義経が、旅先で様々な人々と出会い、心境が変化していく様を、“ロードムービー”的に描きます。『平家物語 REMASTER』の続編として仕上げます。

【四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP/サープ)とは】

四国学院大学の身体表現と舞台芸術マネジメント・メジャーの学生が主体となって制作する公演。毎回、プロの演出家・振付家が大学内の施設に滞在し、
学生キャスト・スタッフとともに一般観客の鑑賞に耐えうるレベルの高い舞台作品を創作することを目指し、2011年度より年2回のペースで公演を行なっております。

【四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP/サープ)20回記念公演】

2019年、平家滅亡の物語を描いたSARPvol.16『平家物語 REMASTER』は、ノトススタジオのほか、愛媛県内子町と連携し、内子座でも上演され、好評を得ました。今回、SARP20回目を記念して、2年ぶりに木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一氏(本学非常勤講師)を監修・補綴に迎え、四国学院大学准教授で演出家の西村和宏が再度タッグを組み、続編『義経記 REMASTER』を創作しました。前作とは違った、源義経の物語を内子座にてお届けいたします。

【木ノ下裕一プロフィール】
監修・補綴/木ノ下歌舞伎主宰

1985年、和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。
2006年に古典演目上演の監修・補綴を自らが行なう木ノ下歌舞伎を旗揚げ。様々な演出家とタッグを組みながら創作するスタイルをとっている。
代表作:「隅田川」「娘道成寺」「東海道四谷怪談ー通し上演ー」「糸井版 摂州合邦辻」「義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー」等。
渋谷・コクーン歌舞伎「切られの与三」(2018)の補綴を務めるなど外部での活動、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。
2015年に再演した「三人吉三」にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
2016年に上演した「勧進帳」の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。
平成29年度芸術文化特別奨励制度奨励者。令和2年度京都市芸術新人賞を受賞。

【西村和宏プロフィール】
四国学院大学准教授、演出家、サラダボール主宰、青年団演出部、ノトススタジオ芸術監督

1973年兵庫県生まれ。香川大学卒業。1999年より川村毅氏が主宰する第三エロチカで俳優として活動。2002年にサラダボールを立ち上げ、以降すべての演出を手掛ける。2005年より平田オリザ氏が主宰する青年団の演出部に所属。青年団若手自主企画として新作を次々と発表するかたわら、アジア舞台芸術祭、大阪短編演劇祭、長野市での市民劇の創作など外部での演出も精力的に行う。2011年より香川県善通寺市の四国学院大学で教鞭をとり、中四国初となる本格的な演劇コースの立ち上げ・運営を行う。これを機に自身の演劇活動拠点を香川県に移す。子供向け音楽劇から、シェイクスピアや岸田國士などの古典から現代戯曲まで幅広く手がける。

【阪本麻郁プロフィール】
四国学院大学准教授、振付家、ダンサー、ダンス教育者

キエフ国立バレエ学校に国費留学。京都ダンスアカデミー、NY等でコンテンポラリー・ダンスを学んだ後、京都ダンスアカデミーの講師通訳およびアシスタントを勤める。ドイツのケルン音楽大学ダンス科にてダンス教育を学び、ボッフム州立劇場でダンサーを、デュセルドルフのタンツハウスnrwでプロダンサー向けトレーナーを務める。帰国後は四国学院大学演劇コースにて役者の為の身体トレーニングや振付を教えている。

【出演者】

〈4年生〉大瀬戸正宗 小林明葉 田中まみ 山西伶奈
〈3年生〉小松原克仁 椙田航平 福島優菜 安田有里
〈2年生〉岡田祐介
〈1年生〉井手寛和 桑原日和 島本歩花 土田倭也
〈卒業生〉小﨑彰一 高橋なつみ 堀慎太郎

【日時】
2022年
1月22日(土)14:00
1月23日(日)14:00
*受付開始・開場は開演の45分前

【会場】
四国学院大学ノトススタジオ
(香川県善通寺市文京町3‐2‐1)
*善通寺ICから車で8分/善通寺駅から徒歩約8分
*学内駐車場あり(1回300円)

【料金】
無料
*要予約
*未就学児童のご入場はご遠慮ください。
*新型コロナウイルス感染症対策の為、客席数を半数以下に減らして上演いたします。

【ご予約・お問い合わせ】

四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)
TEL/FAX:0877-62-2324(平日10:00~18:00)
E-Mail:sipa@sg-u.ac.jp
※E-Mailにてご予約の方は件名を「義経記内子座公演 観劇予約」とし、本文に観劇者全員の【お名前・フリガナ・観劇日時・券種・枚数・電話番号・メールアドレス】を明記してください。

◯スタッフ◯

舞台美術 カミイケタクヤ
舞台美術補佐 武智奏子
照明アドバイザー 西山和宏(ミュウ・ライティング・オフィス)
照明 濱口福果(3年生)
音響アドバイザー 高橋克司(東温音響)
音響 藤本友惟(4年生)
舞台監督 前田浩和(だるまど~る)
衣装 西村ひとみ 目黒眞子(3年生) 宮地友希乃(2年生)
補綴助手 山岡真大朗(4年生) 岩﨑布紗(2年生) 堤晴香(1年生)
演出助手 平石克昌(4年生)

【主催】
四国学院大学

【協力】
カルテット・オンライン 仙石桂子 四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)