たどつアートフェスティバル2025『卒塔婆小町』
『卒塔婆小町』(「近代能楽集」より)
作:三島由紀夫 演出:西村和宏
夜の公園。カップルの邪魔をしながら煙草の吸殻を拾い集める老婆。そこへ酔った詩人が現れ、声をかける。
老婆は自分がかつて“小町”と呼ばれた美女であったと語りはじめ、舞台はいつしか八十年前の鹿鳴館へと移り変わっていく――
三島由紀夫が日本の古典芸能・能をモチーフに描いた、怪しくも美しい幻想譚。
◎日時
2025年11月29日(土)
11:00~/16:30~(開場は15分前)
*上演時間は45分程度を予定しています。
◎会場
合田邸中庭(香川県仲多度郡多度津町本通一丁目5番2号)
◎料金
無料
◎出演
横関亜莉彩(サラダボール)
高橋なつみ(サラダボール)
福家雄介
関口 晴/古瀬 樹/松岡結暖/齋藤夕璃/種原大悟/西村友一/宮脇小牧(四国学院大学生)
◎スタッフ
照明:亀井涼花(四国学院大学生)
衣装:西村ひとみ
《西村和宏プロフィール》
演出家、サラダボール主宰、四国学院大学教授、ノトススタジオ芸術監督。
1973年兵庫県生まれ。2002年にサラダボールを立ち上げ、以降すべての演出を手掛ける。2005年から2023年まで平田オリザ氏が主宰する青年団演出部に所属。2011年より四国学院大学にて教鞭を執る。これを機に自身の活動拠点を香川県に移す。古典・近代劇を現代に通じる物語に再構築する構成力と言葉への丁寧なアプローチに定評がある。瀬戸内国際芸術祭2025『平家物語 REMASTER』の演出を担当。
《サラダボールプロフィール》
2002年に東京都で旗揚げ。古典から現代劇までジャンルにとらわれず幅広い作品を上演。戯曲にこめられた普遍的なテーマを現代と響き合わせ、作品ごとに大胆に表現を変えるスタイルで、人間の本質に迫る舞台をつくり続けている。2011年に香川県に拠点を移してからは、朗読イベントや子ども向け作品、ワークショップや市民劇の創作などを通じて、演劇を身近に感じてもらう取り組みを展開。日常の中に演劇が息づく場を広げている。
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